CiNii全般 - メタデータ・API

目次

 

概要

CiNiiはシステム連携のためのAPI(Application Program Interface)を提供しています。提供しているのはOpenURL、OpenSearch、RDF、JSON-LDの四つです。

APIを利用される方は、「API利用登録」から利用登録をお願いいたします。

 

OpenURL

OpenURLとは、論文や図書・雑誌などの情報をシステム間でURLとして受け渡す際の規格です。図書館の蔵書検索システム(OPAC)やリンクリゾルバ等との連携に使用します。OpenURLの詳細については「OpenURL - Wikipedia, the free encyclopedia」もご参照ください。

CiNiiは、OpenURLの受信機能を持っています。OpenURL形式でリンクを記述することで、CiNiiの特定の論文や雑誌情報、検索結果にリンクをすることができます。

また、CiNiiでは、OpenURLの送信機能(CiNii Researchの論文詳細表示画面およびCiNii Booksの図書・雑誌詳細表示画面に、リンクリゾルバやOPACへのリンクを表示させる機能)も持っています。詳しくは 「OpenURL送信機能」をご覧ください。

【利用イメージ】(図中のOpenURLは略式化したものです。)

OpenURL受信機能概念図

受信できるパラメータなど、詳細は各APIのページをご覧ください。

 

OpenSearch

OpenSearchは、Webサービスにおいて、検索結果を他のサイトから自由に利用するための規格です。OpenSearchの詳細については、「Open Search 仕様書 1.1 ドラフト6版」をご参照ください。

OpenSearchは、以下の3通りの方法でご利用いただけます。

 

A. ブラウザの検索バーからCiNiiを検索する

Firefoxの検索バーからCiNiiを検索することができます。Internet Explorerなどのブラウザでも同等のことが可能です。

  1. FirefoxでCiNiiのページを表示します。検索バー左端の"+"をクリックし、「"CiNii Research -all" を追加します」を選択し、追加します(この作業は初回に一度だけ行うものです)。

  2. 検索バーにキーワードを入力し、「CiNii Research -all 」選択します。

  3. ブラウザに論文検索結果画面が表示されます。

 

B. OpenSearchのクエリをCiNiiにリクエストする

OpenSearchのクエリを作成し、CiNiiにリクエストすることで、CiNiiの画面での検索と同等の検索を行うことができます。システム間連携等に利用できます。

レスポンスの際のhttpヘッダに「Access-Control-Allow-Origin: *」を指定していますので、クロスドメイン間での非同期通信をご利用いただけます。

クエリ例(CiNii Research論文検索の例)

http://cir.nii.ac.jp/opensearch/articles?q=%E5%AE%89%E9%81%94&count=20&start=1&lang=ja&title=library&format=rss

レスポンス例(RSSフィード)

クエリ仕様とレスポンス仕様

CiNiiでは検索種別ごとにAPIを用意しています。各検索のクエリとレスポンスの仕様は各APIのページをご覧ください。

 

RDF

RDF (Resource Description Framework)とは、メタデータ(データについてのデータ)の表現方法の規格です。CiNiiでは、タイトル、著者名などの各項目を、Dublin Coreなどのメタデータの標準的な記述仕様で構造化したメタデータをRDF/XMLで取得できますので、CiNiiのデータをさまざまな用途に使用することができます。

レスポンスの際のhttpヘッダに「Access-Control-Allow-Origin: *」を指定していますので、クロスドメイン間での非同期通信をご利用いただけます。

RDFの詳細については「RDF - Semantic Web Standards」をご参照ください。

 

RDFの取得方法

URIを指定して取得する方法

  1. 詳細表示画面を表示させます。(論文、著者、図書・雑誌、図書館のそれぞれでRDFを出力できます)

  2. アドレス欄のURLに「.rdf」を追記します。なお、RDFのURIは、「詳細表示画面のURL」+「.rdf」になりますので、直接RDFのURIを入力しても同じ結果が表示されます。
    例:https://cir.nii.ac.jp/crid/1390006432294648704 → https://cir.nii.ac.jp/crid/1390006432294648704.rdf

  3. 詳細表示画面の内容がRDFで出力されます。


コンテントネゴシエーション

コンテントネゴシエーションに対応しています。RDFのURIを指定しなくても、HTTPヘッダから判断してRDFを返します。論文詳細表示画面(例:https://cir.nii.ac.jp/crid/1390006432294648704)において、HTTPリクエストヘッダのAcceptフィールドにて「application/rdf+xml」 の指定が他のどの指定よりも優先度が高い場合には、RDFのURIへ誘導します。

 

RDFフォーマットの詳細

各APIのページをご覧ください。

 

JSON-LD

JSON-LDとは、JSON形式でLinked Dataを表現する仕様で、W3C (World Wide Web Consortium)で標準化されています。RDFと同等のメタデータをJSON-LD形式で取得することができます。

レスポンスの際のhttpヘッダに「Access-Control-Allow-Origin: *」を指定していますので、クロスドメイン間での非同期通信をご利用いただけます。

※このAPIは、2013年9月10日時点の仕様「JSON-LD 1.0 A JSON-based Serialization for Linked Data W3C Candidate Recommendation 10 September 2013」に基づいています。最新の仕様は「JSON-LD 1.0」でご確認いただけます。2014年1月16日にW3C勧告となりました。

JSON-LDについては、以下でご確認いただけます。

 

JSON-LDの取得方法

URIを指定して取得する方法

  1. 詳細表示画面を表示させます。(論文、著者、図書・雑誌、図書館のそれぞれでJSON-LDを出力できます)

  2. アドレス欄のURLに「.json」を追記します。なお、JSON-LDのURIは、「詳細表示画面のURL」+「.json」になりますので、直接JSON-LDのURIを入力しても同じ結果が表示されます。
    例:https://cir.nii.ac.jp/crid/1390006432294648704 →https://cir.nii.ac.jp/crid/1390006432294648704.json

  3. 詳細表示画面の内容がJSON-LDで出力されます。


コンテントネゴシエーション

コンテントネゴシエーションに対応しています。JSON-LDのURIを指定しなくても、HTTPヘッダから判断してJSON-LDを返します。論文詳細表示画面(例:https://cir.nii.ac.jp/crid/1390006432294648704)において、HTTPリクエストヘッダのAcceptフィールドにて「application/json」 あるいは「application/ld+json」 の指定が他のどの指定よりも優先度が高い場合には、JSON-LDのURIへ誘導します。

 

CiNii Books APIを通じた総合目録データベースのデータ公開について

CiNii Booksでご利用いただいているNII総合目録データベースのデータについて、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスクリエイティブ・コモンズ 表示 4.0 国際 ライセンスにてオープンデータとして公開しています。このライセンスの下、CiNii Books APIを通じてデータを取得し、ご利用いただけます。

データの公開方針については「総合目録データベースのデータ公開」でご確認いただけます。

ご利用方法

  1. 「API利用登録」から利用登録を行います。
  2. CiNii BooksのAPI仕様に沿ってデータを取得してください。オープンデータとしてご利用いただけるのは、CiNii Booksが提供しているAPIのうち、以下で出力されるデータです。

※内容説明・目次は、提供元との契約に基づき画面上のみで提供しているものですので、ご利用いただけません。詳細については「著作権とリンク」でご確認いただけます。

データの更新頻度

週1回。毎週月曜日早朝に、前の週のデータ更新が反映されます。

データセットの利用をご希望の場合

データをまとめてデータセットとして取得したい方へ、データセットとしての公開も行っております。データの形式はRDF (RDF/XML)で、データの更新頻度は当面は年1回程度を予定しています。詳細は「総合目録データベースのデータ公開」でご確認いただけます。