2007年1月15日(月)CiNiiは以下の改修により、他のシステム(図書館OPAC、リンクリゾルバ等)とのシステム間リンクが行いやすくなった他、Webサイト等からの参照もより容易になりました。
論文URLの一元化(Permalink)
特定の論文情報へのリンクが行いやすいよう、URL形式を変更しました。
また、CiNii内で他のレコードと統合され、NII論文ID(NAID)が変わった場合でも、統合先のレコードが自動的に表示されるようになり、リンク切れがなくなりました。
- ・論文詳細情報(日本語表示)
- http://ci.nii.ac.jp/naid/<NII論文ID(NAID)>/
- 例) http://ci.nii.ac.jp/naid/110002763494/
- ・論文詳細情報(英語表示)
- http://ci.nii.ac.jp/naid/<NII論文ID(NAID)>/en/
- 例) http://ci.nii.ac.jp/naid/110002763494/en/
OpenURL(※注1)受信機能
OpenURLの受信機能を追加しました。OpenURL形式でリンクを記述することで、CiNiiの特定の論文や雑誌情報、検索結果にリンクをすることができるようになりました。
詳細は「OpenURL受信機能について」をご覧ください。
なお、CiNiiへシステムやプログラム等で動的な処理をされる場合は、事前にciniiadm@nii.ac.jpまでご連絡ください。折り返し、手続き方法について連絡させていただきます。
機関ごとのリンク先設定機能
定額制機関向けの機能として、OpenURLを使った他のシステム(リンクリゾルバ(※注2)等)、および図書館OPACへのリンク設定機能を追加しました。
ご所属の機関がリンクを設定されると、機関内やサイトライセンス個人IDログイン時にCiNiiを利用された場合に、機関で設定したリンク先へのアイコンが検索結果一覧画面、論文詳細情報画面に表示されます。アイコンをクリックすると、その論文の、機関内で利用できる本文情報や、機関の図書館の所蔵状況等を見ることができます。
詳細は「OpenURL 送信機能について」をご覧ください。
※注1 OpenURL-論文や図書・雑誌などの情報をシステム間でURLとして受け渡す際の標準的な記述方式
OpenURLの詳細については以下のページもご参照ください。
ANSI/NISO Z39.88 -2004 The OpenURL Framework for Context-Sensitive Services
OpenURL - Wikipedia, the free encyclopedia
※注2 リンクリゾルバ-データベース等の論文情報から、本文等のリソースや図書館OPAC等への リンクを作るシステム。一般的にOpenURLによるリンク機能をもつ。 製品としてS・F・X, ArticleLinker, SwetsWise Linker 等がある。
リンクリゾルバの詳細については以下もご参照ください。
片岡, 真. (2006). "リンクリゾルバが変える学術ポータル : 九州大学附属図書館「きゅうとLinQ」の取り組み." 情報の科学と技術. 56.(1.): 32-37. http://ci.nii.ac.jp/naid/110002975552/