「研究データ」「根拠データ」の収録について

「研究データ」「根拠データ」の機関リポジトリからの収録について

現在の日本国内におけるオープンサイエンス政策としては、以下の両政策が並んで推進されている状況にあります。

研究DX(デジタル・トランスフォーメーション)
-オープンサイエンス:学術論文等のオープンアクセス化の推進、公的資金による研究データの管理・利活用など
https://www8.cao.go.jp/cstp/kenkyudx.html

これに関し国内の機関リポジトリにおいては、「研究データ」および「根拠データ」の公開にかかり、
特に「根拠データ」への対応について、以下の2通りの様式が見られております。

  • 様式(A):「研究データ」として、個別の1アイテムとして登録する。
  • 様式(B):論文を公開する主アイテムの一部として、「根拠データ」のファイルを付属する形で公開する。

機関リポジトリにおけるこのような公開様式のアイテムについて、CiNii Researchは以下のように収録して参ります。

  • CiNii Researchは様式(A)での公開について、「研究データのメタデータ」に基づき、「研究データ」としての収録を行います。
  • 様式(B)での公開については、主アイテムにかかる「論文」等としての収録を行い、「研究データ」としての収録は行いません。

なおCiNii Researchでは現在、「論文」以外の資源タイプの主アイテムに付随するデータについては「研究データ」としての収録が行われる場合がありますが、CiNii Researchは今後「論文」以外の資源タイプにかかる収集を拡大し、主アイテム本来の資源タイプとしての登録が行われるよう整備してまいります。

「研究データ」「根拠データ」にかかる適切な登録・公開のお願い

「研究データ」もしくは「根拠データ」に該当するデータについて、様式(A)と様式(B)のどちらで公開することが適切であるかは、その公開しようとするデータの性質によって異なります。

  • 独立した成果としての研究データは 様式(A)を用いて、メタデータと共に研究データを登録・公開してください。
  • 論文の一部として公開することが適切である研究データは 様式(B)で、論文とともに研究データを登録・公開してください。

機関リポジトリへの「研究データ」「根拠データ」の登録・公開については、データの性質に適切な公開様式を選択し公開して頂きますよう、お願い申し上げます。