研究成果の発表には大きく分けて二種類があります。それぞれ入手方法が異なります。
1. 科学研究費助成事業の受給者に義務付けられた報告
- 1. 研究実施状況報告書・研究実績報告書
各年度の研究の報告です。KAKENの「研究実施状況報告書」「研究実績報告書」に全ての内容が収録されています。
- 2. 研究成果報告書(2008年~)
研究期間終了後の翌年度に提出される2008年からの新形式の報告書。PDFファイル形式でKAKENに収録されています。
ただし、研究種目により、存在しないものがあります。
2. 過去、科学研究費助成事業の受給者に義務付けられた報告
- 1. 研究成果報告書(~2007年)
複数年度にわたる研究の最終年度に提出される報告書。国立国会図書館への提出が義務付けられていました。また、多くの場合、研究代表者の所属機関でも収集しています。
ただし、研究種目により、存在しないものがあります。
KAKENに「研究成果報告書概要」があるものは報告書が存在しています。
- 【入手方法】
- 国立国会図書館関西館
NDL-OPAC、 NDL-Search で検索可能。利用・複写はどなたでも可能です。 - 研究代表者の所属機関(図書館に所蔵されていないこともあります)
- その他の機関の図書館
2 および 3 はCiNii Books で所蔵を検索することも出来ますが、所蔵していても登録されていない場合があります。 - 国立国会図書館関西館
- 2. 自己評価報告書(2008~2010年)
複数年度にわたる研究の3年目の報告書。PDFファイル形式でKAKENに収録されています。
3. 学術雑誌等への発表
KAKENの「研究実施状況報告書」、「研究実績報告書」、「研究成果報告書概要」、「自己評価報告書」および「研究成果報告書」の「発表文献」欄に、この課題に関して発表された論文のリストがあります。こちらは一般の学術誌等に掲載された論文です。
【入手方法】
- CiNii Articles
国内の学会誌については本文の電子ファイルまで入手できることがあります。 - 図書館
CiNii Books等で所蔵検索をし、所属機関の図書館等を通して複写等がご利用いただけます。