KAKEN - ORCID連携

概要

世界で統一的に研究者に識別子を付与するORCID(Open Researcher and Contributor ID)の識別子(ORCID ID)と、科研費研究者番号を基礎とした識別子(NRID)との対応付けを行うことができます。
ご自身の研究者ページがある研究者は、ご自身のORCIDのページにNRIDを外部識別子として登録することができます。同時に、研究者ページには、ORCIDのページへリンクが張られます。

ORCIDとは何か?

ORCID(Open Researcher and Contributor ID)またはORCID, Inc.は、学術関連の様々な利害関係者が集まって研究者識別子に取り組む国際的な組織です。
2010年8月に米国デラウェア州の非営利法人として発足しました。
利害関係者とは、研究者本人はもちろんのこと、研究機関、大学、出版社、学会、資金助成機関、学術情報関連企業などが含まれます。ORCIDが付与する研究者識別子はORCID IDと呼ばれ、ORCID IDには研究者プロファイルと業績リストが紐づけられます。
研究者識別子を研究者に付与することによって、これまでに解決できなかった研究者の名寄せの問題を解決して学術情報を研究者ごとに整理し、様々な立場の関係者がそこから生まれる利便性を受けることができるようになります。

たとえば、次のような利便性を想定しています。

  • 研究者はORCIDの情報を論文投稿の時や求職の時、研究資金応募の時に利用します。研究者はピアレビュー、データキュレーション、ソフトウェア開発を含むさまざまな学術的記録をORCIDに置くことができるようになります。ORCIDを通じてこういった情報を公開することで研究者は新たな共同研究者を見つけるといった研究のネットワーク構築ができるようになります。
  • 大学および研究機関は、 ORCIDを自組織メンバーの行う研究の実績の評価に使うことができます。また、採用時の評価にも使うことができます。これらの組織はORCIDを使うことで、組織の強みのある分野の同定や構成員の実績の追跡をより容易にできるようになります。
  • 学会は、ORCIDを使って学会員のプロファイル情報を強化したり、さらには学会員の研究成果の公開や学会員間のコラボレーション支援に使うことができます。
  • 出版社は、投稿システムにおいて著者や査読者の追跡を確実にできるようになります。同一著者の論文や共著者を関連づけて、関連学術成果の発見などに使うことができます。
  • 資金助成機関は、申請処理においてORCIDのIDを使うことで申請者の情報を簡単に入手できるようになり、処理を簡略化できます。また研究評価の段階においても個々のプロジェクトの評価に使うことができます。

ORCID連携

ORCIDのシステムは既存の様々な学術システムと連携することを前提としています。
既存のシステムは研究者の識別子を独自に保持しているため、その情報交換のためには、基盤的作業としてORCID IDと同一研究者の識別子同士の対応付けが必要です。
ORCIDのシステムは、APIを介して外部の学術システムと連動して、外部システムの同一研究者の識別子を外部識別子として記録しリンクします。この対応づけられた識別子が基盤となって、様々なサービスが展開されていきます。

※より詳しい説明は、ページ下の参考文献を参照してください。

ORCIDとの対応付けが完了すると、以下のようにORCIDのページと研究者ページに相互にリンクが張られます。

 

参考文献

ORCID連携手順

※ ORCIDに会員登録している必要があります。

1. 詳細ページ右上(研究者名の右側)の「ORCID連携する」リンクをクリックします。

2. 下記のダイアログが表示されますので、「OK」をクリックしてください。

3. ORCIDの認証画面がブラウザの別タブ(別ウィンドウ)で開きます。
ORCID iDまたはEmailアドレス、パスワードを入力し、「Authorize」をクリックしてください。

4. ORCIDで認証後、開いていたタブ(ウィンドウ)が閉じられ、研究者の詳細ページに以下のようなダイアログが表示されますので、「OK」をクリックしダイアログを閉じてください。

5. 詳細ページが再読み込みされ、「その他のID」に紐付けしたORCIDページへのリンクが追加されます。

6. ORCIDのページでは、「Other IDs」に「Researcher Name Resolver ID: 研究者番号」という名前で研究者検索の詳細ページへのリンクが追加されます。